絶え間ないキック・ドラム。3人のDJが100分のセミ・ロングセットで繋いでゆく、緩やかなグルーヴ。体験が連鎖する、古くて新しい、スタンダードなテクノ・パーティー <ボディ・インフォーム> 2012年1月22日、茶箱に再び登場。イベント詳細はこちら。
グッズ
限定EPを配布します
2012年1月20日 17:46

いよいよ今週日曜に迫った「BI」ですが、追加のお知らせです。当パーティーのコンセプトを踏まえて、テクノの「身体性」を重視したDJツールトラックを集めたミニアルバム『Machine Body Volume 1 EP』を制作しました。全7トラック収録、形式はオーディオCD-Rとなります。
当日、キャッシャー付近にて限定数(15枚前後)を無料で配布します。ご希望の方は各自、ご自由にお持ちください。なお、このCDは今後再プレスは行わず、イベント終了から一か月後以降を目安に、320kbpsのmp3によるダウンロード形式での公開を予定しています。
それでは、22日日曜日当日、お待ちしています!
ニュース
DJプロフィールを追加しました
2012年1月20日 16:55
第2回パーティー情報ページに、今回出演する3人のDJのプロフィールを掲載しました。ぜひ、チェックしてみてください。
トップを飾るizさんは、ネイティブなTraktor使いとして、アンビエントからダブ・テクノ、ミニマルなど、主にディープにハマれるスタイルが特徴のDJです。ストーリー性の豊かな、展開していくミックスが好きで、過去にも何度か共演させてもらいました。izさんのすごいところは守備範囲の広さで、M3などで頒布される同人テクノCDも、往年のテクノ・クラシックスも、違和感なくミックスしてしまうところですね。SoundCloudで公開されているミックスでは、そのテイストが存分に楽しめますので、ぜひ聴いてみてください。
Fumiaki Kobayashiさんは、自主レーベルgatearray recordingsから昨年、オリジナルアルバム「qualia 1」をリリースされました。計10作のCDリリースを重ね、一部はBeatportやiTunes Storeなどでデジタルリリースもされている「Presence」シリーズの主宰として、またDJでは、MOGRAのテクノパーティー「秋葉原重工」などでお馴染みの方もいるかもしれません。
個人的に、過去最も共演回数の多いDJでもあり、そのため理想とするパーティーのイメージに関しては、かなり高い次元で共有できていると思っています。
それぞれがたっぷり100分の時間を使って、フロアを作ってくれます。お楽しみに!
コラム
テクノDJのプレイ時間について
2012年1月16日 17:40
次回、1月22日の「BI」には、3人のDJが出演します。それぞれの持ち時間は「100分」。最近のアマチュアDJによるパーティーでのプレイ時間は、多くが50分や60分、短いものでは30分なんていうケースもあるので、100分は比較的長いほうだと思います。
今回は、なぜこのプレイ時間を設定したのかについて、書いてみようと思います。
60分では短すぎる!
そもそも、自分の感覚値として、60分は短すぎるんです。
出演順や時間帯にもよりますが、通常ひとつのセットのなかで流れを考える場合、大きい山場を2つくらい作るのが理想というのが、私が諸先輩から教わってきた考えかたです。前のDJの流れを受けて展開させ、いったんピークを過ぎたら落として少し流れを変え、そこから更にビルドアップしてゆく感じ。いや、必ずしもその曲線を辿らないとしても、パーティー全体の流れを踏まえた適切な選曲をしつつ、なおかつ自分のカラーを出してゆくためには、やはり60分では足りないんです。
2011年、荒天のため中止になった『METAMORPHOSE』に出演予定だったアーティスト「2562」のインタビューの冒頭に、象徴的な一節があったので引用します。
その日、LUNAR STAGEに出演予定だった2562ことDAVE HUISMANの1日の予定は目まぐるしく変わる。その晩、幸いにも都内のクラブ、UNITでのプレイが決まったが、2時間だったプレイ時間は1時間と短くなった。「1時間ではDJの流れを作りきれない。」と、やむを得ずライブセットへと変更となったが、DAVEにとっては、実に史上6回目のライブセットだという。夕方の6時だから、あと5時間ほどある。アテンドのユウサク氏はライブのための機材を探しに楽器店を走り回ることになる。
2562 Interview | クラベリア
もちろん、30分の持ち時間で上手くまとめてくださいと言われれば、できます。できますが、それだとパーティーの総体として、どうやってもサウンドに一貫性が生まれることはありません。それはショウケース、いわばDJのカタログのようなものであって、それはそれでお祭りとして楽しいのでしょうが、自分が過去に体験してきた、優れたテクノパーティーとは決定的に異なる「別のもの」です。映画のあらすじだけを読んでも、作品を観たことにならないのと同じことです。
DJが多く、プレイ時間が短いパーティー
このように、30分とか60分とか、プレイ時間の短いショウケース的なパーティーが多いことに、DJ側からの要請が影響しているとは思えません。多くのDJは、せっかく人前でプレイできるなら、ある程度長い時間プレイしたいと考えているでしょう。この理由は、オーガナイザー側の事情を鑑みるとよく分かります。
通常、クラブを借りてパーティーをオーガナイズする際は、一定の費用がかかります。その大部分を占めるハコ代をペイするためには、言うまでもなく、できるだけ多く集客する必要があります。
一方で、DJという趣味への参入障壁が低くなったことにより、おそらくアマチュアのDJは以前よりも増えました。出演機会を求めるDJが多数いるなか、DJ枠を増やすということは、彼らの友人知人のネットワークによる集客を、暗に期待していると言えます。要は、各人の持ち時間を減らして出演者を増やすことは、オーガナイザーにとって、それだけで赤字リスクの回避に直結する場合が多いのです。
もちろん、赤字回避は大きな課題です。日本ではヨーロッパと異なり、多くのオーガナイザーが個人で企画運営を行い、趣味の一環としてポケットマネーを投じているからです。
「BI」も、そうした普通のパーティーのひとつです。
それでも妥協したくない
私たちは過去、価値観を根底から揺すられるような強烈なパーティー体験をいくつも経験し、テクノにおいてどういうパーティーが理想であるかのビジョンを持っています。カタチにするのは簡単なことではありませんが、それは少なくとも、DJが多いことで流れが分断される、ショウケース的なパーティーではないことは確かです。私にとって、リスク回避のためにそうした選択をすることは、自分の追求するテクノに対する不誠実であって、妥協です。
では、60分が短いとすれば、何分くらいが適切な、もしくは最低限のプレイ時間といえるでしょうか。「BI」では、立ち上げ時のコンセプトのひとつとして、これを仮に「80分」と設定しています。この値は、あくまで個人的な感覚値に基づくものであり、またジャンルによって大きく異なるはずですが、ことテクノに限って言えば、それなりに場数を踏んだDJの総意から、そう大きく外れるものではないと考えています。
今回の「100分」という各DJのプレイ時間は、これにバッファを加えた、それなりに十分な単位のつもりです。もちろん、これに加えて、持ち時間を適切に活かすことができるDJが居て初めて成立するものですが、その人選にかけては自信を持っています(11月の前回のときも同様)。
「BI」では、誰もが盛り上がる決まった曲もかからないし、特別な共通言語も必要ありません。フロアは薄暗く、極端な話、誰とも話す必要もありません。ただ、音と音との連続的な繋がり=グルーヴが、パーティーの間中、途切れないことが絶対に必要です。
繰り返しになりますが、DJの多い、ショウケース的パーティーがあってもいいし、あらゆる形態のパーティーがあっていいのです。ただ同様に、いろいろなパーティーがあるなかで、「BI」のようなオプションがあってもいい。
自己満足かもしれませんが、自分が満足できないものを提供しても意味がないですよね。
ニュース
第2回パーティー情報ページを公開しました
2012年1月 8日 15:20
お待たせしました。いよいよ今月1月22日(日)に迫った「Body Inform」第2回のパーティー情報ページを公開しました!これから当日までの間、順次コンテンツを追加していきますので、よろしくお願いします。
また、TweetviteとResident Advisor、および茶箱さんの各サイトにも、BIの情報が公開されています。
今回も、基本に忠実な、純粋に音にハマれる空間づくりに挑みます。ご期待ください!
ニュース
次回は2012年1月22日です
2011年11月22日 18:55
「Body Inform」第1回、遊びに来ていただいた皆さま、また出演者の皆さま、ありがとうございます!予定通り無事、終えることができました。
あいにく来ていただけなかった方にも雰囲気が伝わるよう、後日レポートを掲載する予定です。写真等もありますので、しばしお待ちください。
なお、次回開催が決定しています。
来年2012年1月22日(日)、場所は同じく「茶箱」となります!
PCでご覧の方は、ページ最上部のナビゲーションも更新済みですので、クリックしていただくとGoogleカレンダーに予定を追加できます。ぜひご利用ください。
ニュース
いよいよ今週末開催!Body Inform
2011年11月18日 16:19
ご案内してきた「Body Inform」ですが、いよいよ、今週日曜日の夕方と迫ってきました。パーティーの詳細は、第1回パーティー情報ページをご覧いただくとして、「BI」ならではの特徴について、改めてまとめてみたいと思います。
音に集中できる環境作り
体験を重視する「BI」では、良い音に集中できる環境作りを徹底します。敢えて、Ustreamなどによるストリーミング配信は行いませんので、どのような演出になるかは、ぜひ現場でお確かめいただければと思います。また今回、VJは居ないものの、音とシンクロナイズする映像によるライティングを準備しています。こちらもお楽しみに!
バラエティ豊かな出演者陣
新作を次々に発表する本間本願寺(Homma Honganji)や、3台ターンテーブルによるスクラッチ型ミニマルDJ yohei HIBIKIなど、「茶箱」初登場となる実力派DJが出演します。また、次世代ハードミニマルを追求するgomma、1年ぶりの再登場ライブアクトとなるデュオwavescanなど、豪華ラインナップでお届けします。ゲストDJの持ち時間は、じっくり流れを楽しめる80分セット!
推薦盤を限定販売
今回出演するwavescanの最新アルバム「FANTATONE」に加え、先日発売されたばかりのFumiaki Kobayashi「qualia 1」(gatearray recordings)の計2作品を、「BI」推薦盤として特別ブースにて限定販売します。後者は、通信販売よりお安いイベント価格となります。いずれも限定数のみの販売ですので、お早めに。
※「qualia 1」についてはgatearray recordingsのサイトをご覧ください。
早期入場がお得なディスカウント&特典
パーティーは16:00開始予定ですが、17:00までの1時間にご入場いただいた方は、自動的にディスカウント料金(1,500円1ドリンク付き)が適用されます。
また先着順で、次回以降のパーティーで何回でもディスカウント扱いとなる「BI」ロゴバッジを差し上げます。こちらは20個弱の完全先着順となりますので、なくなり次第終了です。
なお、入場時間に関わらずディスカウントが適用される「ゲストリスト」に追加をご希望のかたは、お知り合いの出演者か、もしくはオーガナイザーのR-9(@epxstudio)宛てにお名前をご連絡ください。当日の15:00までの受付とさせていただきますので、お気軽にどうぞ。
繰り返しになりますが、この他の情報は第1回パーティー情報ページにて!
それでは、ご来場をお待ちしています。
コラム
Body Freefall, Electronic Inform
2011年11月16日 15:38
このパーティーの名前を決めたあとのことですが、Luke Slaterの曲で"Body Freefall, Electronic Inform"というトラックがあったのを知りました。99年にNovaMuteからリリースされたアルバム"Wireless"に収録されているもので、2000年にシングルが出ています。実はこれ、知りませんでした。
大ヒットした"Freek Funk"が個人的には引っかからなかったこともあって、この当時はPlanetary Assault Systems名義のほうは追っていても、こちらは未チェックでした。いま聴くとめちゃくちゃ良くて、まさに「Body Inform」にぴったりの音だなと思います。というか、いま普通に世の中的にも、こっち系のサウンドに揺り戻されている現象はあるようですね。
これに限らず、「body」という単語を含む曲には思い出深いものがいくつかあって、例えばCristian Varelaのヒット曲"Your Body Experiences"、Synewave 61番A面のEchoplex"Body Track"、濃いところではOliver HoのMetaの6番に収録されている"Body"なんていうのもありますね。私の「body」の語感に対するイメージは、こういう名作からの刷り込みが大きいような気がします。